歯周病の知識

歯周病の症状とは?

歯周病の症状で初めに気づくのは、歯茎の後退です。たいして痛みもないのに歯茎が弧を描くように削れていきます。時には激しい痛みやしみる感覚はあるものの意外と痛みは少ないのが特徴です。

歯周病の痛みは虫歯に比べて初期の段階ではほとんどありません、進行してもはじめは激痛ではなく水がしみるといったような程度からはじまります。そして膿が炎症を起こし慢性的な痛みになってきます。

さらに進行すれば神経がむき出しになり激しい痛みも伴いますがそうなると治療も困難になります。

また歯周病独特の激しい臭いも発症してきます。これは相当進行しても歯周ポケットに食べ物や歯垢が残っているうちはそれほどしませんが、知らず知らず進行してしまってからしっかり磨くとその瞬間から自分でもわかるぐらいの激しい異臭が発症します。

その他にも朝起きた時の口の中のネバネバや時には白い膜がかかって、起きてすぐ磨いてすすぐと一皮むけたように白い組織が確認でき愕然とする事もあります。

さらに進行すると歯茎が全体的に後退して歯の隙間まで露出して手で触るだけでグラグラと動くようになり最後には抜けてしまいます。

そこまで進行すると全身の健康のリスクが高まり、糖尿病の原因になったり血栓が出来やすくなり脳梗塞や心筋梗塞などいわゆる血管が詰まったり硬化することで起こる疾病のリスクが高まります。

最近の研究では心臓の機能のリスクなど死へ直結した重篤な疾病のリスクが高まる事が明確に指摘されています。

当然免疫力全体の低下も起こり高齢者に至ってはそのリスクは計りしてません。

これは決して大げさな表現ではなく歯周病をほうっておけば命にかかわるほどのリスクを背負っているといっても過言ではないのです。

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歯周病の原因

歯周病の直接的な原因は細菌ですが、その細菌に基本的に感染したならば次の原因は食事をした後の食べカスや歯磨きで除去しきれなかった歯垢やべったりついた歯石が原因になります。

その他にも虫歯を処置した後の隙間が歯垢の溜まり場になり歯周菌が繁殖する場所になり原因となります。

ようするに一旦歯周病の保菌者から媒介して口の中に歯周菌が侵入すると、歯垢など栄養があればどんどん繁殖して簡単に歯周病になります。

また免疫力が落ちる事によって口内の抵抗力が落ちさらに歯周病になる原因となります。

実際には幼児の頃に親や一緒に暮らしている人たちからスプーンやスキンシップによって菌を媒介していればよほど歯磨きを徹底して行い気をつけていなければ初期の歯周病には簡単にかかります。

そしてある程度の年齢になり新陳代謝や抵抗力が落ちた時に一気に進行して歯茎の後退や口臭が発生して自覚症状のある歯周病患者となります。

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